ブレーキのよくダメになっているところ
こんにちは。
今日は小さくてあまり目立たないけれど綺麗にすると見違えるあの部品についてお話しします。
国産バイク、ドラッグスターやスティード、250TRなどよくある故障で、
それは何かと言うと

こちら
フロントブレーキのマスターシリンダーのサイトグラス(点検窓)と言う部品です。
このサイトグラスの部分、拡大して良く見ると

曇りとひび割れが・・・
レンズが樹脂製のため劣化してくるとこのように中が見えなくなってしまいます。
これではブレーキ(オイル)フルードの汚れ具合や液量の確認ができないので、もしフルードが漏れていても気づくことができず事故に繋がる可能性も!!
ブレーキオイルが無いとブレーキは効きません!
そうなる前に早めの行動を!
でも、マスターシリンダーASSY(丸々全部)の交換って高いんじゃないの!?
って思いますよね?
実はサイトグラスだけの交換もできるんです。
それも意外と安く!

このサイトグラスとOリング、だいたいセットで売っています。
交換はいたって簡単!
レンズはマスターシリンダーに圧入されているだけなので古いレンズを外して新しいレンズをはめるだけ。
言葉で言うのは簡単なんですが実際やってみると少し苦労しました。
取り外しは内側からマイナスドライバーを当ててプラスチックハンマーで叩けば取れるのですが、古いレンズが劣化しているのでマイナスドライバーがレンズを貫通してしまいます。

どうにか外れました、

外れたらゴミが挟まったりしないよう綺麗に清掃して、Oリングとレンズを取り付けます。
圧入なのでゴミが噛んだりしないように、歪んだりしないようまっすぐ入れていきます。
この時、レンズに力が加わると割れたりするので、レンズの縁を押さえたり叩いたりするよう気を付けます。
レンズを交換前の位置まで入れると交換は終わりです。

後はフルードを入れてエア抜きと漏れのチェックをして完成です。
小さな部分ですが綺麗にしてあげると古っぽさがなくなり、さらに安全面でも良いことだらけです。
部品代は安いのでやってみる価値 大です。